「神様」の碁

最近、この本を取り寄せました。きっかけは、3月10日に行われた「80歳差対決」です*1。95歳の杉内雅男九段が今なお現役であることに敬服するとともに、どんな碁を打ってきたのかということに興味を抱いたのです。
ためしに第9期本因坊戦(昭和29年、本因坊秀格‐杉内雅男)の第四局を並べてみました。正直いって一介の級位者には難しすぎたのですが、なんとなく今まで並べた棋譜加藤正夫武宮正樹趙治勲など)とは違う何かを感じました。その「何か」は判らずにいますが、何度も並べるうちに見えてくるのかもしれません。

「年の差は考えずに打った。現在は1勝するのが大変。
勝ち負けはともかく、まだ進歩したいと思っています」
杉内雅男九段。上述の対局後のコメント)

「神様」の碁を並べることで、上達はもちろんのこと、長く碁を楽しめるようになれば……と。