「しょうだうん!」後編を読む

趙治勲「……加藤さん〔正夫名誉王座、故人〕ね、なかなかゴルフが上手いんだ」
小林光一「上手い(笑)」
趙「加藤さんにね、"今年何回目?"って聞くとね、"2回か3回目かな"って」
小「あまりやってないですね」
趙「あまりやってない。で、僕は今週3回目なんだ」
小「それやり過ぎ(笑)」
趙「じゃあ、ちょっと〔賭け〕*1てやろうかって言うと、加藤さんね"いいよいいよ、やろう"って言うんでね」
小「ほう」
趙「で、その瞬間、加藤さんの顔がカモに見えてきて」
小「(笑)」
趙「握ってるクラブがネギに見えてね。で、やるんですけどね、加藤さんが上手いんだゴルフがまた」
 〔略〕
趙「……ひどい目に遭ったですよ。でね、終わる頃にはね、カモネギのはずが、こっちがカモネギになっちゃって」
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※DVD「加藤正夫名誉王座 寛猛の魂永遠に(日本棋院・企画/NHKエデュケーショナル・制作/2005年)」から引用。〔 〕は筆者註。

さて今回は宇城はやひろ作「しょうだうん!」後編*2の感想を綴ります。箇条書き、ならびに本編の引用があることをご容赦ください。
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・(207ページ3コマ目)
→りろんの目がいいです(驚いた感じが)。
・ひなた「初めて給料をもらったんです!」
→ああ、これで300億ジンバブエドルを……(しつこい)。
・ユリア「good!」
ジョジョのダービー(兄)を想起しました。簡潔かつ、鋭い一語。
・りろん「オールインよ!」
→同じ台詞でも、印象が違いますね(前編を参照のこと)。
・ユリア「あなたは私の魔法にかかったの/…そう」「"賭け"という」
→久々に、はやひろ先生のダークな絵を見たように思います。
・(212ページ左4コマ目)
→この、ひなたが全てを受けいれたような顔!
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おそらく史上初であろう、ポーカーと萌えとを両立させた漫画「しょうだうん!」。余韻の残る終わり方でしたので、一介の読者として連載(またはゲスト再登場)を希望します。

*1:ここだけ音声が消えているが、おそらくこういう単語を発したと思われる。

*2:まんがタイムきららMAX」2016年2月号掲載