日本棋院における免状発行数の現状と……

 これ〔免状発行数のこと〕も八〇年代前半には年間一万六千通を超えていたが、九〇年代中ごろには半分以下の七千通余りにまで落ちていた。〔略〕二〇〇四年末の段階では、〔略〕免状発行数は三千通余にまで激減している。*1

友野「前に囲碁人口について調べたとき*2、免状発行数についてこんな記述を見つけたんです」
飯塚「うん、なるほど」
友野「それで近年の発行数を調べてみたところ、こんな数字がでました↓」

日本棋院の免状発行数】※いずれも棋院の年度事業報告から抜粋*3
平成22年度……2003通
平成23年度……(記載なし)
平成24年度……1842通
平成25年度……2048通
平成26年度……2175通
平成27年度……1580通

飯塚「うーん、減ってるね」
友野「料金の高さとか、段位と棋力の不一致とか、囲碁人口の減少とか、原因は色々と考えられますよね。個人的には初段だけでも自分のものにしたいのですが……」
野田「おい」
友野「なんだよ」
野田「なんで急に免状の話をしてるんだ」
友野「いや、それはね……」

友野「これの第4巻に免状の記事があって、考えさせられる内容だったから」*4
野田「おいっ!!」
山西「それも買ったのか」
友野「ということで、皆さんもぜひご覧ください」*5
野田「宣伝かい!!!!」

*1:『精魂の譜』(有水泰道・著/誠文堂新光社/2006年)235ページ。〔 〕内は筆者。

*2:9月1日付「「Go-Up!」における囲碁普及の課題と可能性(その1・囲碁人口の推移と現状)」

*3:参照ウェブサイト:http://www.nihonkiin.or.jp/profile/gaiyou/houkoku.html

*4:サークル「いなきた鉄道」発行『Stroll Vol.3』『Stroll Vol.4』

*5:コミック・同人誌通販サイト「COMIC ZIN」内「いなきた鉄道」販売ページ:http://shop.comiczin.jp/products/list.php?category_id=3965