勝敗を分けたもの・その2(対局3)

バックナンバー:
7月10日付「その1」

7月10日、ネット対局サービス「幽玄の間
●ともの17級‐○17級某氏(互先、コミ6目半)

再掲途中図1、50手(○S6)まで
アゲハマ:なし

●3へのカカリ(○4:O16)にどう対処するか。これが最初の考えどころでした。
最近は、まず布石である程度の地を稼ぐように打っています。そこで隅の地を得るべくツケヒキ定石にしましたが、●9(Q12)のヒラキは大きすぎました。定石は一間ですが、仮に知らなくても手堅く二間ビラキにすればよかったところです。
○12(Q3)の三々入りに、どうオサエるかで悩みました。実戦では右辺を重視しましたが、上辺の方が良かったかもしれません。右下のツケヒキがあるだけに、右辺で厚みを築くのは難しそうです。
次いで●19(M2)。三々入りの定石を間違えて覚えていました。○20(M3)から形がおかしくなり、上辺の黒石がサカレになってしまいました。●29(N7)から白石の全滅を図りましたが、さすがに無理がありました。右上の黒石が、ちょっと窮屈な形をしています(対局中はこれでも大丈夫だと思っていましたが)。
ここまでで一つ救いがあるとすれば、左辺に先着できたことでしょうか(●39:C10)。
_

途中図2、100手(○I13)まで
アゲハマ:白2
●53(O9)、●55(O10)

右辺の白石を攻めようとしましたがうまくゆかず、逆に右上の黒石が追い込まれてしまいました。○62(P6)からの手順を完全にウッカリしていたのです。
●91(J11)キリで抵抗を図りましたが失敗し、○100で今度は黒三子も厳しい状況になっています。
●61(C13)そのものは悪い手ではないのですが、タイミングが良くなかったようです。