楠みことは、ジャンヌ・ダルクに成り得るか(「みことの一手!」第11話を読む)

 「かくて、イギリス軍が一四二八年の十月十二日以来この日まで、オルレアンの周囲に仕組んできた包囲は完全に解放された……。一方、乙女と他の武将や兵士たちは、司祭たちや大勢の市民の歓声に迎えられ、全員がわが主にむかって……わが主が王国の敵イギリス兵と戦うために送り給うた偉大な援助と勝利に感謝の祈りを捧げた……。この同じ日、非常に美々しく厳粛な行列が、感謝の祈りを捧げながら町の諸教会を回り歩いた。」(『籠城日誌』)

囲碁ファン、そして四コマ漫画ファンの皆様へ。ぜひ、「まんがタイムきららMAX 12月号」を買って「みことの一手!」を読んでください。危難に襲われた囲碁部を救う一人の少女の姿に、心を打たれるはずです。
そして私は――人生で初めてのことですが――四コマ漫画で涙を流しました。
※ 冒頭の引用文は、『ジャンヌ・ダルクの実像』(R.ペルヌー・著/高山一彦・訳/白水社/1995年)57ページから。