「課題の詰碁」


野田「なんだこれ」
友野「これは「課題の詰碁」といって、『ひと目の詰碁』を繰り返し解くなかで正解率が低かった問題(または実戦で読めそうもない問題)をコピーして貼り付けたノートだよ」
山西「よく作ったな」
友野「いや、解けない問題って何回見ても解けないでしょ。だったらそれらを寄せ集めて、重点的に取り組んでみようかと」
野田「それはいいが……コピーするときや貼るときに正解を目にするだろ」
友野「はい」
野田「そこで覚えたらノートを作った意味がないだろ」
友野「別にいいじゃん、覚えることに意味があるんだから」
野田「む……」
友野「いま『ひと目の詰碁』の正解率は約83%だけど、90%台にすれば初段に近づくと思う。課題を一つ一つ解消することで、死活に明るくなりたい」