「打てる」と実感した一局・その2(対局1)

バックナンバー:4月7日付「その1」

4月6日、ネット対局サービス「幽玄の間
●ともの18級‐○18級某氏(互先、コミ6目半)

途中図B、100手(○H9)まで
アゲハマ:黒なし、白1
●73(M10)

○12(O5)から発生した一団を、如何に仕留めるか。これが上図に至るまでのテーマでした。●43(J14)〜●59(I8)で徐々に包囲し、●71(K7)から本格的に攻めました。相手も包囲網を破ろうとしてきましたので、考えうる最小限の着手で守りました。中央の白一団は欠け眼がありますので、完全には生きていないようです。
この図で困ったのが、○90(F5)でした。この手で左辺への進出が難しく感じられ、同時に形勢の不利を感じました。以前でしたらこのような局面で投了していましたが、本局では気持ちを切り替えて別のところに目を向けることにしました。●91(P3)・●93(P2)を打ったのは、このためです。右上隅の白地を狭めつつ、上辺を黒で占める(右上隅と上辺二子との白を連絡させない)つもりでした。
左辺が大きいこともあり、不利は感じていました。しかし心の動揺はあまりなく、いかに最善を尽くすかに集中していました。
(以下、次回)