市ヶ谷にて

3月3日、日本棋院市ヶ谷本院
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【第一局・T.H氏:互先、黒番】※ダブルヘッダー1局目
結果:25目半勝ち
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【第二局・T.H氏:互先、白番】※ダブルヘッダー2局目
結果:26目半勝ち
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【第三局・S.H氏:定先、白番】
結果:5目負け
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【第四局・M.H氏:定先、白番】
結果:中押し勝ち
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【第五局・A氏:定先、白番】
結果:63目勝ち

ローカル大会を日曜日に控える身として、経験を積むべく市ヶ谷に遠征しました。
「木曜日は参加者が多いですよ」という話を、手合係のお姉さんから以前聞いていました。実際その通りで、2階の一般対局室がほぼ満席という盛況ぶりでした。そういう日は同じぐらいの棋力の方も多く、スムーズに対局相手が決まりました。
さて本日は、比較的自分の思い通りに碁が打てました。特に布石では今までよりも碁盤を広く見ることができて、少なくとも序盤では互角に近い打ち方ができたように思います。
そのせいもあってか(内容はともかく)結果は良好で、対局カードの直近6局が「○○○×○○」という成績でした。これを見た手合係の方が声をかけてきたので、その会話を一部紹介します。

手合「友野さん、もしかして棋力が違うのではないでしょうか。Aさんとの対局はどんな感じでした?」
友野「そうですねえ、あまり苦労しませんでした」
A氏「強いですよ、この方」
手合「やはりそうみたいですね。○が並んでいますし」
友野「でも先日の大会では2級に認定されましたし、今のレーティングも同じ2級ですよ」
手合「ここは段級位が甘いんですよ。逆に大会は皆さん認定してほしくて低めに申請するので、段級位が辛くなりますね」
友野「え、そうなんですか」
手合「はい。友野さん、もしお時間がありましたら、上の方と1局打ちますか?」
友野「はい、お願いします」

ということで、第六局です。私の点数が上方修正されたうえで、格上の方との互先局となりました。
相手のN氏はレーティング1級相当で、碁のレベルも今までの方とは明らかに違いました。こちらとしても負けたくないので力を尽くし、最後の最後のヨセで決着がつくという激闘を繰り広げました(なお言うまでもなく、布石は伝家の宝刀「両三々+天元でした)。

【第六局・N氏:互先、白番】
結果:5目半勝ち

コミ分で勝敗が決まったとわかり、終局後は呆然としました。N氏がミスをしなければ負けたと思うと、本当にギリギリの碁だったのだなと強く実感しました。
半ば脱力した状態で手合係の方に結果を報告すると、「そのぐらい(1級相当)で丁度いいと思います」とのことでした。レーティング上の暫定点数とはいえ、とうとう1級相当まで来ることができました。
成長を実感できた、充実の一日でした。
日曜日のローカル大会、認定めざして頑張ります。