ともの初段、みずからを語る

原点(級外)

高校の囲碁将棋部で、囲碁を覚えました。三年間の活動で大会には出ることなく、部員同士(たまに顧問含む)で賑やかに打っていました。棋力は級外のままでしたが、もっとも碁を楽しんでいた時期でもありました。

始動(級外→5級)

囲碁将棋部を引退後は、まったく打っていませんでした。
数年経ったある日、新聞で目にした囲碁記事に衝撃を受けて初めて「碁ワールド」を買いました(なおこの号に宇城はやひろ先生のイラストが載っていたのが、氏との縁の始まりです)。それから囲碁を再開し、棋書やネット上の方々の助力を得て「幽玄の間」や大会にも参加するようになりました。
しかし「幽玄の間」では思うように勝てず、また成長を実感できなかったこともあり、挫折しました。

復活(5級→2級)

しばらく囲碁とは無縁の生活を送っていましたが、「みことの一手!」(宇城はやひろ・作。当時は「まんがタイムきららMAX」連載)を読むうちに情熱が蘇り、再び打ち始めました。相変わらず「幽玄の間」での成績はいまひとつでしたが、問題集を少しずつ読めることで着実に棋力が備わったように思います。
大会では順調に昇級していましたが、某大会で1級認定に失敗したのが響いてしばらくスランプに陥りました。数字上は初段に近づいたものの、そこに到達できるのかと自らを疑ってしまったのです。

到達(2級→初段)

再び挫折しかねない状況から救ってくれたのは、「Go-Up!」(囲碁対局サイト)でした。ほどよい棋力と可愛い画像に魅せられ、気がつくと再び打つようになったのです。また囲碁へのスタンスも変わり、「どうすれば囲碁ファンは増えるのか」という考えを抱くようになりました。
さらに追い風となったのが、「愛知とよはし囲碁同好会」の存在でした。縁あって参加したところ会の雰囲気がとてもよく、「囲碁は楽しい」と再認識させられたのです。
このころから棋譜並べをするようになり、今まで以上に碁に取り組むようになりました。そうした努力が実ってか、とうとう1級と初段に認定されました。

終わりに

初段に認定されましたが、独力で成し遂げたものではありません。多くの方の助力のおかげです。ブログ上ながら、感謝申し上げます。
その恩返しといえば大仰ではありますが、これからは自分が囲碁ファン(または入門者)の力となりたいです。自らの棋力を充実させるのはもちろんのこと、「囲碁は楽しい」というメッセージを自分なりの方法で伝えたいです。
今後も囲碁を続けるつもりですので、よろしくお願いいたします。

付記

入門から現在に至るまで、囲碁でお世話になった方々を紹介します(順不同、リンクあり)。

高校時代

囲碁将棋部の皆さん

復活のころ

吉原由香里先生(某大会でお世話になりました)
だすさん

到達のころ

「Go-Up!」(囲碁対局サイト)のサイトマスターさん
「愛知とよはし囲碁同好会」で会った皆さん
小松英子先生桐本和夫先生(ともに指導碁でお世話になりました)
某碁会所で会った皆さん

全体を通じて

宇城はやひろ先生(ダイアリーTwitter
日本棋院東京本院同有楽町囲碁センターで会った皆さん
「幽玄の間」で会った皆さん
大会で会った皆さん